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ごく最近になって、明快な答えが見えてきた人間の課題があります。
これまで、非常に多くのネット情報で叫ばれてきた「自害」のリスクについて正しい説明が浮上してきています。この記事で「自害」というのは、他でもない、「自殺」や「自死」のことです。
自分の人生や生涯を終わりにしたいという強い願望や欲求からくる自害には、これまではっきりと説明されていなかった事実があります。
それは、至極単純なことです。則ち、3次元世界の現世に生きる人間が、自分の生命活動を破壊して、自ら魂の生涯に幕をおろそうとしても、それは全く不可能だという事実です。
つまり、現世で人が自分を殺害しても、その人の魂(たましい、以後「魂体」とも言う)は「生き続ける」ので、その人間の目的は完遂できない、あるいは実現できないという事実なのです。
人間が自分を「殺害」できると思っているなら、それは大それた誤解であり、地球上の肉体死を肉眼で見せられて洗脳され続けている地球人類の愚かな思い過ごしでしかないのでしょう。地球上の肉体が自分の「全て」だという認識も早く捨てた方が良いでしょう。
アストラル領域にある自分
人間の存在が、3次元世界の肉眼環境だけのものだという洗脳知識(何者かによって洗脳された結果としての個人や集団の知識)は全くの間違いだということが認知される時代になりました。
人間の建て付けは、本質的な霊魂体、あるいはアストラル体、と地球上の肉体の2面生を持っています。そして、アストラル体である魂体は途方もなく長い間生き続けています。
実際のところ、病気や事故で肉体の死を迎えた人間の霊魂体は、死んだはずの自分が普段通り生きて動き回れる事実に直面して当惑します。
ご存知の通り、地球上での生活に強い執着がある人は、アストラル環境に移動しても、いつまでも自分の体と思考を捨てきれずに地球環境に呪縛されてしまいます。
呪縛と言いますが、誰かに呪われているのではくて、何のことはない、自分で自分の執着から卒業できないだけです。
地球上での肉体死を迎える前に、霊魂体としての自分の存在を十分納得していない人は、肉体死を終えてからも、自分の置かれている環境や状況に順応できず、いつまでも地球レベルの低次元世界に幽閉されたままです。これが「幽霊」です。
自ら肉体を破壊する「自害」以外の肉体死は全てその人の霊魂体のスケジュールに沿ったものですから、通常の場合、その霊魂体は自らの地球上の生涯の目的を反芻して次に進みます。これが死後の霊魂体の事実を納得できるレベルにある人の道筋です。
中途半端な破壊行為
自殺願望を持つ人は、自分という存在が地球上の肉体としての自分、それだけが実在の自分だと誤解しています。
人類を含めて、本来の宇宙生命は惑星上の肉体の有無に拘りを持ちません。惑星上の自分の肉体に拘って生きているのは、地球に住む人間だけです。
この状態は、言葉を選ばずに直言すれば、霊魂体の「意識障害」です。この時点で、ほぼ全ての地球人類は、意識障害を持った病人です。
そういった障害がある人は、何らかの思考や肉体的な苦悩に苛まれると、「肉体死」を持って自分の存在を「無」にしてしまうことに憧れるのです。
憧れだけなら良いですが、実際に首を吊ったり、致死量の薬物を接種したり、あるいは、断崖から飛び降りて肉体機能を自分勝手に停止させてしまう人も出てくるわけです。
ところが、首尾よく地球上の肉体を使えなくした人を待っているのは、「死ねない」という結果だけです。
人間が思いつくような自害の方法では、アストラル領域に存在する本来の自分の存在を消すことなどできはしません。自害の「どたばた」を通り過ぎれば、結局そこに残るのは地球上の肉体を失った自分がポツンと残るだけです。しかも、自害する前の心の悩みや苦しみはそのままです。
場合によっては、自分が自殺行為に失敗したと思い込んで、アストラル体となった自分の体を破壊すべく何度も自害を繰り返すのですが、結果は同じです。「死ねない」のです。
死ねないことが理解できるようになると、今度は「永遠」とも言える何もできない自分の「予定した地球上の生涯の未遂時間」が巨大な砂時計のようにいつまでも消化できずに、呆然と待たされることになります。
これほど中途半端な霊魂体の生き方は他に例がありません。その人の予定した生涯のためにあらゆるサポートを準備してくれた同胞や指導者も、途中で肉体を壊した人には対応しません。途方もない絶望感と未解決の問題が、永遠とも言える心理的時間とともに本人に襲いかかるのです。
英霊や尊い自己犠牲は別格
太平洋戦争の末期に、日本国の存亡のために、自らの地球上の肉体を捧げて戦った「神風特攻隊」のパイロットや、肉体死を覚悟して戦った戦士の英霊は、ここで話ている「自害」願望の人々とは全く違います。
英霊の人生は、転生の中で「戦死」の経験を目的として生まれてきていますから、これは予定通りの肉体死になり、その後のアストラル世界での霊魂体の成長とプランニングはしっかりと繋がって行きます。
戦死でなくとも、自分の家族や同胞を助けるために、自分の地球での肉体を投げ打った人の肉体死も英霊と同じです。これらは尊い自己犠牲であり、やはりあらかじめ予定された人間経験に基づく肉体死です。
尊い自己犠牲で肉体死を遂げた人たちは、しかし、その肉体死が本質的な死ではなく、自分の魂体が生き続けて成長できていることを実感するというわけです。
自害するのは地球人だけ
一説には、地球のように人間が肉体を破壊してでも成し遂げなければならないような事態が頻発する惑星というのは、全宇宙においては非常に稀な惑星であり、他のほとんどの惑星においては、人類は霊魂体としての成長が人生の主軸であり、3次元世界の肉体時間というのは、例えば、遊園地のジェットコースターに乗って見る経験や、船に乗って世界を一周するような経験のように、本来の自分の生涯のごく一部の特殊体験として位置付けられているそうです。
彼ら異星の生命体にとって、地球上の人間の自殺というのは、ジェットコースターに乗っている人が、いきなり座席から飛び出してしまったり、太平洋を横断している豪華客船からひとりで船外の海に飛び降りてしまうのと同じに見えるでしょう。(何故?何のためにそんな意味のないことをするのか?)
もちろん、そんなことをする人は見たことも聞いたこともないので、どのように対処して助けてあげるべきなのか考えもつかないというわけです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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