この論説シリーズで紹介してきた肉体の一部としての頭脳(肉体脳)と人間が生きる上で本質的である時空を超えた意識について、現代社会でどのような人物がどのように考えているか紹介したい。
この世界は、あまりにも三次元的であり、哲学者のカントが提唱した「時間と空間」という、アプリオリな理性のフレームが全ての前提となってしまっている。よほど注意深く視聴しないと肉体脳の産物である「思考活動の内容」と本来の意識、あるいは「真我」の違いを見極めることはできない。

ジョージ・ハリスンの意識改革
インド哲学に傾倒していた頃の彼の曲の歌詞を深堀りすると、そこには人類が苦しんでいる肉体脳からの解放を訴えていた事実が浮き彫りになる。ここでは2つの曲の歌詞をAIが的確に解釈した内容を紹介する。これは今から50年も前に発信されたメッセージである。
Beware of darkness
Watch out now, take care. Beware of falling swingers dropping all around you.The pain that often mingles in your fingertips. Beware of darkness.
Watch out now, take care. Beware of the thoughts that linger. Winding up inside your head.The hopelessness around you in the dead of night. Beware of darkness.
It can hit you. It can hurt you, make you sore and what is more. That is not what you are here for.
この曲は、ジョージ・ハリスンが1970年に発表したアルバム『All Things Must Pass』に収録されており、精神的な警告のメッセージが込められています。
1. 「Beware of Darkness(闇に気をつけよ)」とは何か?
「闇(Darkness)」は単に物理的な暗闇ではなく、精神的・感情的な混乱、不安、絶望、悪い影響を指しています。ハリスンは、私たちが無意識のうちにネガティブなものに引き込まれてしまう危険性を警告しています。
2. 第一節の「falling swingers」とは?
“falling swingers” という表現は、成功していたが落ちぶれていく人々や、道を誤る人々を指していると解釈できます。人の影響を受けすぎると、同じように堕ちてしまう危険があるため、注意しなさいと言っているのです。
3. 第二節の「thoughts that linger(こびりつく思考)」とは?
これは、過去の後悔や未来への不安、ネガティブな思考が頭の中に居座ることを意味します。これが心を支配すると、人は絶望に陥る可能性があります。特に「夜の闇」との関連で、深夜にネガティブな思考が浮かびやすいことを示唆しています。
4. 「That is not what you are here for.(それは君がここにいる理由じゃない)」の意味
このフレーズは特に重要です。
ハリスンは、「人生は苦しみや恐れのためにあるのではなく、本来もっと意義のあるものだ」と伝えています。人生の目的は、暗闇に飲み込まれることではなく、光の方向へ進むことだというメッセージが込められています。
Be here now
Remember, now, be here now.
As it’s not like it was before.
The past was. Be here now.
As it’s not like it was before – it was.
Why try to live a life that isn’t real. No… how.
A mind that wants to wander around a corner
is an un-wise mind.
「Be Here Now」は、ジョージ・ハリスンがアルバム『Living in the Material World』(1973年)に収録した曲で、東洋的な思想や瞑想、マインドフルネスの概念が強く反映されています。彼はインド哲学やクリシュナ意識に深く傾倒しており、この歌詞もそれらの影響を色濃く受けています。
1. 「Be Here Now(今ここにいる)」とは何を意味するのか?
このフレーズは、インド哲学や仏教的な「今を生きる」という思想と共鳴しています。人はしばしば過去の後悔や未来への不安に囚われ、現在を見失いがちです。しかし、ハリスンは「過去は変えられず、未来はまだ来ていない。だから、”今” に意識を集中しなさい」と伝えています。
2. 「かつてのようではない」
時間は常に流れており、過去に執着してもそれはもはや現実ではないということを示唆しています。過去を懐かしんだり、戻ろうとしても、そこには何も残っていないのです。
3. 「なぜ、現実ではない人生を生きようとするのか?」
ここでは「幻想の中で生きることの虚しさ」を問いかけています。
社会の期待や外部の価値観に流されて生きること、あるいは自分の中の妄想に支配されることは、”現実の人生” ではないというメッセージが込められています。
4. 「彷徨う心は賢明ではない」
人の心はしばしば過去や未来へと彷徨います。例えば、「あの時こうしていれば」「これからどうなるのだろう」と考え続けることは、実は自分のエネルギーを浪費することになります。ハリスンは、「心があちこち彷徨うのではなく、”今ここ” に集中することが真の賢明さだ」と言っています。

デイブ・フロム・ショーから
数日前にアップされたデイブ・フロム・ショーで、森泉アリ氏が人間の意識の危うさを解説していた。
意識の定義が多分難しいと思うんですけど
子供の時僕も学校や家から離れていて、家の近所に友達もいなかったんで、1人っ子なのでね。1人で過ごす時間が多かったんです。
自分の頭の中でいろんな会話を僕たちは常にしていますよね。誰と話してるのか分からない けど、いろんなことを言ってみたり、わけのわからない会話をたくさん頭の中で誰しも がしていますね。声に出さないだけでね。
例えばその昨日怒ったことの シミュレーションしてみて、あん時あんな こと言ったけどこう言ってやれよかったなとかグチグチグチグチ色々頭の中で考えているわけですね。
それがすごく不思議に感じていまして子供の時に、自分が「どれ」なんだかよく わかんなくなっちゃって、なんでこんなに頭の中でいろんな会話を自分はしているのか すごく不思議に思ったんです。
考えとか 感情とか記憶とかそういう思いとかが浮かぶわけなんですが、その中にそれを静かに観察している自分もいるわけですよ。
出典:以下の動画サイトを参照ください。
この話も、他の多くのSNSと同じで、よほど注意深く視聴しないと肉体脳と真我意識との区別がつかず、何を解説しているのか理解できない。


完全覚醒の学校・YUKARI
この女性は、いつもながら筆者が紹介しているエックハルト・トレのPain Bodyへの対応の訓練と全く同じ考え方を紹介している。
この人のSNSは、どれを視聴しても『新しい生き方』を理解するための理想的な内容に溢れているので、おすすめしたい。理屈っぽくなく、わかりやすいSNSなので、筆者が解説するまでもない。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この論説シリーズを最初から読みたいかたはこちらです。
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